10月19日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれていたITや家電の見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」。その会場でひときわ注目されていたのが、シャープが11月に世界で初めて発売する超高精細な「8K放送」に対応した大型テレビだ。「8Kの映像に皆さん驚くと思う」と自信を見せるシャープだが、本当に“買い”なのか。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が指南する。
ラインアップは80インチの「8T-C80AX1」、70インチの「8T-C70AX1」、60インチの「8T-C60AX1」の3モデルだ。価格(予想実勢価格)は最上位の80インチモデルは約200万円前後とかなり高いが、70インチモデルは100万円前後、60インチモデルなら75万円前後にまで抑えられる。「夢のスーパーハイビジョン」がいよいよ家庭に……という期待感は大きい。
では、8Kテレビには4Kテレビにはない魅力が果たしてあるのだろうか。 SHV(スーパーハイビジョン)と呼んでいた時代から8Kに力を入れ続けているNHKが渾身の力で撮影したからか、8Kの映像の表現力は圧倒的だ。以前「3Dテレビ」が登場して普及しなかったが、8K映像の場合はまるで“裸眼3D映像”を見ているような立体感が感じられる。テレビの枠の内側にリアルな世界が広がっているような印象すら覚えるのだから不思議だ。
NHK BS 8Kは当初10時~22時10分までの放送を予定している。8Kテレビを存分に楽しみたいのであれば、AQUOS 8Kと組み合わせて8K放送を録画できる8K対応USBハードディスク「8R-C80A1」(予想実勢価格13万円前後)も必要になるだろう。このハードディスクには約170時間の8K放送を録画できるので、8Kコンテンツの迫力を存分に味わえるはずだ。Move to full article: Newsポストセブン"8Kテレビは買いなのか 第一印象はまるで「裸眼3D」だが…"
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