sony BVM-HX310ソニービジネスソリューション株式会社は、関西テレビ放送株式会社から、12G-SDIをベースに構築した4K HDRライブ映像制作対応のスタジオサブ・カメラシステムを受注しました。本システムが納入される関西テレビ放送様のレモンスタジオは、都内レンタルスタジオで初の4K HDR対応レンタルスタジオとなります。なお、本システムは2019年3月から稼働予定です。
レモンスタジオは、関西テレビ放送の自社番組収録用スタジオですが、空き時間はレンタルスタジオとして運用されています。

本システムは、大規模な4Kライブ制作に対応したマルチフォーマットスイッチャー『XVS-9000』と、マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-4300』に加え、31型のHDR対応マスターモニター『BVM-HX310』(2018年9月発表)を含みます。



また、4K HDR、HD SDRの同時制作を可能とする「SR Live for HDR」に対応しており、オペレーターの人数やシステム機材など従来のHDシステムと同様の操作性や運用で、効率的に4K HDR/HD SDRの同時ライブ映像制作が可能です。

  2018年12月1日開始の新4K/8K衛星放送(以下、BS4K放送)では、HDR番組の放送サービスも開始されるため、従来のHD SDR映像に加えて、4K HDR映像の同時制作に対する需要が高まっています。また、BS4K放送では、HDR放送方式としてHybrid Log-Gamma(以下、HLG)方式が採用されます。カメラの4K HDR出力モード『HLG_Live』を活用することで、撮影段階からオンエアーまでを変換プロセスなくHLG一気通貫で行うことができるという点も、関西テレビ放送様に高く評価いただきました。

映像制作業界においても働き方改革が求められる中、ソニービジネスソリューションは、お客さまの要望に柔軟にお応えするとともに、「SR Live for HDR」が実現する効率的なワークフローを多くの方に活用いただきたいと考えています。

 [主な受注システム機器]
マルチフォーマットスイッチャープロセッサー『XVS-9000』
マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-4300』
HDRプロダクションコンバーターユニット『HDRC-4000』
31型HDR対応マスターモニター『BVM-HX310』


Source: 関西テレビ放送様のレモンスタジオに4K HDR映像制作対応のスタジオサブ・カメラシステムを導入