液晶調光フィルムの製造販売「九州ナノテック光学」の独自技術に着目し、トヨタグループ総合商社の豊田通商(名古屋市)は20日、ナノテックに出資し、取締役3人を派遣したと発表した。ナノテック第2位の大株主となる。自動車のガラスや建材用品などで需要が高まるフィルムの量産体制構築、新事業分野への展開を支援する。豊田通商のネットワークを活用した販路拡大が期待される。
豊田通商が27日までにナノテックの第三者割当増資を引き受ける他、投資会社大分ベンチャーキャピタル(大分市)が保有する株式も買い取り、発行済み株式の35・28%を取得する。取得額は非開示。今月1日付で豊田通商とグループ会社から取締役3人(常勤1、非常勤2)、品質管理の責任者1人を派遣した。
豊田通商が27日までにナノテックの第三者割当増資を引き受ける他、投資会社大分ベンチャーキャピタル(大分市)が保有する株式も買い取り、発行済み株式の35・28%を取得する。取得額は非開示。今月1日付で豊田通商とグループ会社から取締役3人(常勤1、非常勤2)、品質管理の責任者1人を派遣した。
ナノテックは2004年創業のベンチャー企業。扱う液晶調光フィルムは通電により透明と曇りの状態が瞬時に切り替わる。既存の製品とは逆に電源オンの時に曇り、オフで透明になる「リバースモードフィルム」を世界で初めて開発。プライバシーの保護や安全確認などで利便性が高く、会議室の間仕切りやデジタルサイネージ(電子看板)向けなどの取引が拡大している。
豊田通商は資本参画を機に、トヨタ自動車の車種への活用を支援する方針。他の自動車メーカーへの販売や、新幹線、飛行機といった輸送機器、建築用途など幅広い販路開拓にもつなげる。
豊田通商は「特筆すべき技術をいろんな分野へ応用できるように支援したい」、ナノテックの馬場社長は「自動車産業のノウハウを短時間で吸収できる。十分でなかった営業力を拡充し、圧倒的なシェア獲得につなげたい」としている。
アクリルフレームLED額縁(調光器付き)フィルムサイズ
豊田通商は資本参画を機に、トヨタ自動車の車種への活用を支援する方針。他の自動車メーカーへの販売や、新幹線、飛行機といった輸送機器、建築用途など幅広い販路開拓にもつなげる。
豊田通商は「特筆すべき技術をいろんな分野へ応用できるように支援したい」、ナノテックの馬場社長は「自動車産業のノウハウを短時間で吸収できる。十分でなかった営業力を拡充し、圧倒的なシェア獲得につなげたい」としている。
アクリルフレームLED額縁(調光器付き)フィルムサイズ
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