GfKジャパンの調査によると、2018年のスマートフォン世界販売台数は前年比3%減の14億4000万台だった。市場が成熟化した中国が同12%減となったことが響いた。機能面で大きな変化がないことや、買い替えサイクルも長期化したことも影響したとみられる。
世界のスマホ市場規模の半分を占めるアジア太平洋地域の販売台数は同3%減の7億3200万台超だった。この6割を占める中国は2ケタ減だったが、同地域で第2の市場規模があるインドは同19%増の1億6100万台超と大幅に伸長した。
一方、スマホの世界販売額は同5%増の5220億ドル(約57兆8900億円)。高品質な機種の需要が高まり、端末の平均価格が同9%増の364ドル(約4万円)になったためだ。スマホ販売における価格帯別の金額構成比でも売れ筋の中価格帯(150―400ドル)が同2ポイント増の46%、800ドル以上の高価格帯が同3ポイント増の12%に拡大している。
同調査は世界75カ国以上の販売実績に基づき、まとめた。
Comment
コメントする