韓国のサムスングループは11日、サムスン電子などの電子系企業を筆頭に今年上半期の大卒新入社員の採用選考を開始した。

 電子、金融、非電子製造の三つの小グループ別に行われる上半期の採用選考では、昨年と同様に計5000人以上を選抜すると予想される。

 各社のエントリー受け付けは19日に締め切られ、来月に行われる「サムスン職務適性検査(GSAT)」を経て7~8月に入社することになる。

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 サムスンは昨年8月に計180兆ウォン(約17兆6000億円)規模の「経済活性化・雇用創出プラン」を発表して雇用を大幅に増やすと明らかにしており、今年通年での採用規模は1万人程度になる見通し。

 このうち少なくとも半数を上半期に採用すると予想され、昨年下半期(約4000人)より増える可能性が高いというのが専門家の観測だ。

 特にサムスン電子が採用人数全体の約80%を占め、人工知能(AI)、バイオ、5G、電装部品の「4大未来成長事業」を中心に増員すると予想される。