ジャパンディスプレイ(JDI)が今年後半から米アップル<AAPL.O>の腕時計型端末「アップルウオッチ」向けに有機ELパネルを供給することが分かった。
複数の関係筋が明らかにした。
JDIにとっては、この供給が有機EL市場への初参入となる。
アップルウオッチは2015年の発売以降、毎年新型が投入されており、2018年9月に発売されたタイプが4代目となる。これまで韓国LGディスプレーがディスプレーの大部分を供給してきた。
[参考] 中小型ディスプレイ大手、ジャパンディスプレイの給料はどのぐらいか
複数の関係筋が明らかにした。
JDIにとっては、この供給が有機EL市場への初参入となる。
アップルウオッチは2015年の発売以降、毎年新型が投入されており、2018年9月に発売されたタイプが4代目となる。これまで韓国LGディスプレーがディスプレーの大部分を供給してきた。
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JDIは現在、茂原工場(千葉県茂原市)で蒸着式有機ELパネルのパイロット生産を始めており、供給体制を整えつつある。ただ、スマートフォン向けに供給するにはより大規模な生産設備が必要となるため、現在、出資を受け入れる方向にある中国・台湾の企業連合と中国に有機ELパネルの新工場をつくる計画を進めている。
IHSマークイットの早瀬宏シニアディレクターは、アップルウオッチ向け供給について、第一歩としては評価しつつも、iPhone向けに供給できるかなど「この先に有機ELをどのように戦略付けるのか引き続き課題が大きい」との見方を示した。
IHSマークイットの早瀬宏シニアディレクターは、アップルウオッチ向け供給について、第一歩としては評価しつつも、iPhone向けに供給できるかなど「この先に有機ELをどのように戦略付けるのか引き続き課題が大きい」との見方を示した。
JDIの広報担当者は「個別の顧客についてはコメントできない」としている。
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