
今回、金属インクでワイヤーグリッド偏光素子の構造を形作り、適切な焼成により、世界に先駆けて偏光度99 %以上、反射率5 %以下の低反射率ワイヤーグリッド偏光シートを実現した。従来のワイヤーグリッド偏光素子は、偏光度が高い、透過率が高い、薄い、といった特長を兼ね備えているが、緻密に成膜された金属を用いているため反射率が高く、その用途は液晶プロジェクターなどに限られていた。開発した技術により従来のワイヤーグリッド偏光素子の特長を活かしつつ、反射率を低減できた。また、耐熱性、耐湿性、耐光性、耐スクラッチ性も備えているため、これまで応用が難しかった眼鏡業界、自動車業界などへの展開も期待できる。
なお、この技術の詳細は、2019年7月4~5日に東工大蔵前会館(東京都目黒区)で開催される応用物理学会次世代リソグラフィワークショップ(NGL2019)で発表される。
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なお、この技術の詳細は、2019年7月4~5日に東工大蔵前会館(東京都目黒区)で開催される応用物理学会次世代リソグラフィワークショップ(NGL2019)で発表される。
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