EIZOブースの今年一番のハイライトは、CG3145-BSの後継機種となる開発中HDRリファレンスモニターの参考出展だ。高輝度1000cd/m2・高コントラスト比100万:1の現行HDRリファレンスモニター、ColorEdge PROMINENCE CG3145-BSの表示性能をさらにパワーアップさせた後継機種となる。
一番の特徴は、SDI入力対応だろう。ColorEdgeシリーズにはSDI入力対応のモデルは存在しなかったが、開発中HDRリファレンスモニターはSDI入力を求める放送局の強い要望に応えた形だ。12G-SDI対応の入力端子を1系統、3G-SDIまで対応の入力端子を3系統搭載しており、カメラからの信号をダイレクトに接続できる。






キャリブレーションセンサーを内蔵している点も大きな特徴だ。ColorEdgeのCGシリーズには、もともとキャリブレーションセンサーがモニター筐体に内蔵されており、専用ソフトウェアを使用してモニター単体で自動キャリブレーションが可能だ。開発中HDRリファレンスモニターは、最高輝度1000cd/m2の測定にも対応する進化したキャリブレーションセンサーを内蔵している。
さらにモニター前面ベゼルには、新たに調整ダイヤルが搭載されている。もともと放送用機材は調整ダイヤルを備えた製品が多く、ユーザーは、輝度やコントラスト比など任意の値を調整ダイヤルを使って微調整を行うことができる。開発中HDRリファレンスモニターでも調整ダイヤルを搭載したことにより、より業界ユーザーにも使いやすくなると予想される。
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