LG OLED 8K 20191210150238-1最近、LGエレクトロニクスが東京秋葉原にあるヨドバシカメラのショップに掲げた8K OLEDテレビのプロモーションコピーだ。液晶(LCD)パネルとは違い、自ら発光する有機発光ダイオード(OLED)パネルは、日本では有機ELと呼ばれている。プロモーションコピーの下段には「自発光」という言葉も見える。世界で画質に最も敏感に反応するという日本市場にLGがOLEDテレビで正面から挑戦している。

10日、LGエレクトロニクスが日本で正式に発売をスタートさせた88インチOLEDテレビは現存するOLEDパネル基盤のテレビの中でも最も大きいサイズだ。最も大きなOLEDテレビを現存する最高解像度である8Kパネル(横方向の画素数を約8000を備えたパネル)で売り出したことが現地のセールスポイントだ。





LGは同じ製品を韓国の内需市場では7月から販売している。LGはこれまで日本テレビ市場攻略に努めてきた。来年7月に開幕する東京夏季オリンピック(五輪)を控えて高画質テレビ販売が増えると予想しているためだ。放送業界も高画質コンテンツの技術開発に力を注いでいる。LGディスプレーの88インチOLEDパネルは昨年からNHK技術研究所で8K関連の各種研究・開発(R&D)に使われている。

東京五輪期間中、NHKは陸上・水泳など全種目の8K生中継を計画している。韓国地上波はまだ4K放送にとどまっているが、NHKは昨年末に当代最高の人気歌手が出演する年末の看板番組『紅白歌合戦』を8K画質で放送した。

市場調査企業のIHS Markit(マークイット)によると、今年7-9月期まで日本でLGエレクトロニクスは累積占有率7位(2.4%)を記録した。同じ期間、日本国内のOLEDテレビ販売量(24万5000台)が前年同期(12万4000台)に比べて倍近く増えたこともLGとっては鼓舞的だ。サムスンは2007年以降、日本テレビ市場から撤収した状態だ。

LGエレクトロニクスの日本法人長であるイ・ヨンチェ常務は「『外国製の墓場』である日本市場で独歩的なOLED技術を前面に出し、LGだけのプレミアムブランドイメージを強化してきた」とし「顧客から認められた圧倒的画質のOLEDと世界最高8K解像度を結合させて日本消費者を引きつけるだろう」と強調した。

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LGエレクトロニクス OLED77C9PJA 77V型 4K対応 BS・CS 4Kチューナー内蔵有機ELテレビ
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