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2019年、突如日本のテレビ市場に現れたブランド「TCL」(ティー・シー・エル)。格安4K/HDRテレビや高画質QLED液晶テレビが話題で、だんだんと認知度も高まってきたところだ。しかし、その実態は謎な部分が多い。単なる格安ブランドなのか?
そこで今回は、中国・深センのTCL拠点内にある同社製品の「デモルーム」を訪問調査。するとそこには、テレビだけではない、アジア人ビックリの最先端スマートホームが展開していたのだ! 以下より、現地で見た詳細をお伝えしていこう。






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現在では、洗濯機やエアコンなど白モノを擁する世界的な総合家電メーカーとして知られ、グループ全体で75,000人の従業員、23の研究所および21の製造工場を擁し、年商は日本円換算で2兆円弱という超大企業に成長。注目の液晶テレビは、2018年に2,800万台を出荷し、世界第2位の座を獲得している。日本では未だ知名度が低いが、世界的な大企業であり、また祖業が黒モノで特にテレビを得意としているのがポイントだ。
TCLは広東省恵州市に本社を構え、世界中に多数の拠点を設けているが、今回訪問するデモルーム(一般非公開・商談/取材用)がある「TCL Electronics」は、今や技術と情報の両面で世界的にも最先端の地と言える深センの南山地区にある。ここで、TCL家電の企画・開発・マーケティングを担っている。
現地に到着して驚いたのは規模の大きさ。TCLグループ企業を集積した「TCL国際E城」と呼ぶ巨大コロニーで、敷地面積は約43万m2、東京ドーム換算で約9個分という並々ならぬスケール。中庭やレストラン街もあるゆったりした造りは、シリコンバレーの巨大IT企業を連想させる。
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