joled 020X20001-PN1-1パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLED(ジェイオーレッド)は7日、AGC(旧旭硝子)が開発した薄型サイネージ(電子看板)に同社のパネルが採用されたと発表した。

サイネージ向けの製品供給を発表するのは初めて。2019年11月に完成した量産拠点、能美事業所(石川県能美市)の稼働を控え販売先を広げる。





JOLEDは製造コストの削減などにつながる独自の有機ELパネル量産方式を強みとする。試作ラインで作ったパネルはソニーや台湾の華碩電脳(エイスース)、EIZOのモニターへの供給実績がある。車載向けでは、トヨタ自動車が19年の東京モーターショーで発表したコンセプトカー「LQ」で採用した。

AGCが開発したサイネージは厚さ9ミリ以下で両面表示が可能。電車やバスの中づりの広告や戸袋といった用途開発を進め、20年11月から製造販売を開始する予定という。

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