LG化学が昨年初めから推進してきた液晶パネル用(LCD)ガラス基板事業部の売却が最終的に失敗に終わった。LG化学とガラス基板事業部の買収交渉を進めてきた米コーニングの交渉チームも最近撤収した。これに伴いLGがグループレベルで推進しているLCD事業を整理して有機ELに転換する「LCD出口戦略」にも赤信号が灯った。
◇LCDガラス基板事業整理、人材は再配置
14日の関連業界によると、LG化学はLCD用ガラス基板事業部売却を事実上断念した。ガラス基板はLCDを構成する部品・素材のうち最も大きな割合を占める核心素材だ。LGディスプレーのLCDパネルに使われる。LGグループ関係者は「コーニングが何度も調査を行い価格も協議したが、双方の価格差を狭めることができなかった」と明らかにした。コーニングがLGグループの戦略を知りとんでもない安値を提示したという。
◇LCDガラス基板事業整理、人材は再配置
14日の関連業界によると、LG化学はLCD用ガラス基板事業部売却を事実上断念した。ガラス基板はLCDを構成する部品・素材のうち最も大きな割合を占める核心素材だ。LGディスプレーのLCDパネルに使われる。LGグループ関係者は「コーニングが何度も調査を行い価格も協議したが、双方の価格差を狭めることができなかった」と明らかにした。コーニングがLGグループの戦略を知りとんでもない安値を提示したという。
LG化学はその後ガラス基板事業部売却を断念して京畿道坡州(キョンギド・パジュ)にある工場の土地と建物を売却する方針を固めた。事業部の人材は他に再配置する。ガラス基板生産設備は他の製品を作れる汎用装備ではないため損失処理するものとみられる。ガラス基板事業部を維持し続けても赤字が大きくなるだけという判断からだ。LG化学はこうした事実を今月末の理事会に報告する予定だ。
◇LCD事業、中国発の物量攻勢で赤字ばかり拡大
LG化学の重要事業部に挙げられたガラス基板事業部は数年前から赤字に苦しめられた。中国の物量攻勢でLCDパネル価格が急落し、LCD市場がますます沈滞したためだ。ガラス基板事業部の損失はLGディスプレーにまで影響が及ぶ。LGディスプレーは全売り上げのうちLCD部門の売り上げが80%ほどだ。LCD価格が下落しLGディスプレーは昨年7-9月期まで9375億ウォンの累積損失を記録した。証券業界は「昨年の総営業損失は1兆5000億ウォンに迫るだろう」とみる。
◇グループ次元で「LCD出口戦略」推進中
このためLGはグループ次元でLCDから有機ELへの速い転換を推進してきた。いわゆる「LCD出口戦略」だ。LCDに未来がないだけにLCD用素材事業を売却してLCD生産ラインも整理中だ。LG化学はガラス基板事業部とともに偏光板事業部も売りに出した。その代わり有機ELに集中するために昨年4月に米ダウ・デュポンから次世代有機EL素材技術を2000億ウォンで買い入れた。LGディスプレーは10月にLCD生産ラインを一部たたみ人材も転換配置した。LGディスプレーのチョン・ホヨン社長も最近米家電見本市のCES2020で、「国内のテレビ用LCD生産は今年末を最後にほぼ整理する方針」と明らかにしている。
◇有機ELの歩留まり引き上げてこそLCD危機突破できる
LGは今回のガラス基板事業部の売却失敗により迅速なLCD出口戦略に支障をきたさないか懸念している。LCD事業関連素材や生産ラインはひとまず市場で適正価格を得るのが容易でないということが立証された。またLGディスプレーの売り上げの80%を占めるLCD事業を中途半端に構造調整しむしろ赤字が拡大しかねないとの心配も出ている。有機EL事業も計画したより進展が遅い。LGディスプレーは昨年8月に中国・広州で有機EL工場を稼動する計画だった。だが広州工場の歩留まり(生産性)に問題が発生して本格生産が遅れており、早くて今年1-3月期中に稼動できるだろうという観測だ。ディスプレー業界関係者は「LGがどれだけ速く、損害を最小化してLCD事業を整理するかがグループの最大の難題になった。LCD事業の構造調整速度は遅く、有機ELの歩留まりを高められなければディスプレー発の危機を迎える恐れもある」と指摘した。
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◇LCD事業、中国発の物量攻勢で赤字ばかり拡大
LG化学の重要事業部に挙げられたガラス基板事業部は数年前から赤字に苦しめられた。中国の物量攻勢でLCDパネル価格が急落し、LCD市場がますます沈滞したためだ。ガラス基板事業部の損失はLGディスプレーにまで影響が及ぶ。LGディスプレーは全売り上げのうちLCD部門の売り上げが80%ほどだ。LCD価格が下落しLGディスプレーは昨年7-9月期まで9375億ウォンの累積損失を記録した。証券業界は「昨年の総営業損失は1兆5000億ウォンに迫るだろう」とみる。
◇グループ次元で「LCD出口戦略」推進中
このためLGはグループ次元でLCDから有機ELへの速い転換を推進してきた。いわゆる「LCD出口戦略」だ。LCDに未来がないだけにLCD用素材事業を売却してLCD生産ラインも整理中だ。LG化学はガラス基板事業部とともに偏光板事業部も売りに出した。その代わり有機ELに集中するために昨年4月に米ダウ・デュポンから次世代有機EL素材技術を2000億ウォンで買い入れた。LGディスプレーは10月にLCD生産ラインを一部たたみ人材も転換配置した。LGディスプレーのチョン・ホヨン社長も最近米家電見本市のCES2020で、「国内のテレビ用LCD生産は今年末を最後にほぼ整理する方針」と明らかにしている。
◇有機ELの歩留まり引き上げてこそLCD危機突破できる
LGは今回のガラス基板事業部の売却失敗により迅速なLCD出口戦略に支障をきたさないか懸念している。LCD事業関連素材や生産ラインはひとまず市場で適正価格を得るのが容易でないということが立証された。またLGディスプレーの売り上げの80%を占めるLCD事業を中途半端に構造調整しむしろ赤字が拡大しかねないとの心配も出ている。有機EL事業も計画したより進展が遅い。LGディスプレーは昨年8月に中国・広州で有機EL工場を稼動する計画だった。だが広州工場の歩留まり(生産性)に問題が発生して本格生産が遅れており、早くて今年1-3月期中に稼動できるだろうという観測だ。ディスプレー業界関係者は「LGがどれだけ速く、損害を最小化してLCD事業を整理するかがグループの最大の難題になった。LCD事業の構造調整速度は遅く、有機ELの歩留まりを高められなければディスプレー発の危機を迎える恐れもある」と指摘した。
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