s01_sソニービジネスソリューションは、HDR対応の業務用4K液晶モニター2機種を7月上旬に発売する。24型の「PVM-X2400」、18型の「PVM-X1800」をラインナップ。価格は24型が140万円、18型が115万円。

ソニーが業務用モニター開発で長年培った映像評価の基準となる画質と、高い信頼性を結集させた「TRIMASTER(トライマスター)」技術を採用したピクチャーモニター。マスターモニターと同一色域の液晶パネルを使うことで、映像制作ワークフローにおける一貫した色再現が可能という。

全白時1,000cd/m2の高輝度を実現。HDR制作に適した様々な機能も搭載する。「ダイナミックコントラストドライブ」は、シーンに応じて動的にコントラストを変動させる新開発のバックライト駆動システム。





sub2_s明るいシーンと暗いシーンが混在するコンテンツで、各シーンの明部から暗部の全体のコントラストのバランスを確認する用途に使用できる。白く輝度が高い映像では最大輝度を生かした表示ができる一方、暗く影の多い映像では輝度を抑えて暗部の再現性を優先するなど、動的にコントラストを広げて表示する。

低輝度領域の再現を重視したブラックディテール表示機能により、バックライトの輝度を三段階で下げることで低輝度領域の正しい色と階調を再現。例えば、月明かりや暗闇など、全体の輝度が低い映像において、画面全体を一定の輝度に抑えながら、信号レベルを調整し、低輝度領域の色と階調を忠実に再現できるとする。モニターのダイナミックレンジを上回る高輝度領域は、クリップもしくはゼブラパターンで表示する。

HDR/SDRに対応した波形モニター機能も搭載。HDR/SDRの各種EOTF(Electro-Optical Transfer Function)に対応した輝度レベルに加え、RGB/YCbCrパレード表示にも対応。入力信号レベルに加え、表示輝度のスケールにも対応し、EOTF設定に合わせて自動で選択される。ベクトルスコープやオーディオレベルメーターとの同時表示も可能。

モニターを4分割して表示できるQuad View(クアッドビュー)モードも用意。4種類までの映像を一度に確認できる。HD×4の非同期信号入力にも対応し、4画面に異なるEOTF、色域、伝送マトリクス、ユーザー3D LUT、色温度などを個別に設定でき、4台のHDモニターとしても使用できる。

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