アルバックは13日、2020年6月期の連結純利益が108億円と前期比で42%減る見込みだと発表した。同17%減の155億円としていた従来予想から引き下げた。顧客である中国のパネルメーカーが液晶パネルの投資を延期したため。半導体製造装置の開発投資の積み増しも響く。

売上高は10%減の1980億円を見込む。70億円下方修正した。中国を中心に液晶パネルの供給が過剰になり、価格が下落傾向にある。そのため中国パネルメーカーが大型テレビ向けの設備投資を延期した。スマートフォン向けの有機ELパネルでも投資延期の動きがあり、受注高全体の見通しを1680億円と380億円引き下げた。





半導体製造装置は顧客の微細化投資が活発で引き合いが強い。次世代通信規格「5G」の浸透を見据え需要が膨らむロジック(演算用)半導体や次世代メモリー半導体向け装置の開発投資を増やす。営業利益は75億円引き下げ37%減の150億円を見込む。

同日発表した19年7~12月期決算は売上高が前年同期比17%減の967億円、純利益が31%減の77億円だった。

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