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“このコロナ禍にあって”という言葉を、まさかオーディオ&ビジュアルのトレンド連載で書くことになるとは思いもよらなかった。一方で、ここ数カ月に書いた記事の大半に(冒頭ではないにせよ)添えている言葉でもある。新しい生活様式“ニューノーマル”という言葉も生まれているが、世の中のありとあらゆることに変化が訪れているからだ。
ここまではよくある話なのだが、8Kパネル採用の85型ブラビア「KJ-85Z9H」(約200万円)が現時点で想定している2倍以上も売れ、メーカーであるソニー自身も驚いているという。
そんな中で、およそ200万円という値付けながら「想定の2倍以上」というのは、そもそもの想定数が少なかった可能性も否定できないが、やっと“8K放送というフォーマットを活かせる大型テレビが登場した”ことへの期待感の現れとも言える。






ということで、残念ながらコロナ禍の中では実機を囲んだ取材が行なえない上、製品サイズが巨大であることもあり、テレビの取材をリモート会議システムで実施するという、これまでに経験したことがないことを、手探りで行なうことにした。
対応していただいたのは、ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ、TV事業本部商品設計部門 商品設計1部 井川直樹氏と、同事業本部品企画部プロダクトプランナーの馬場彩香氏、商品設計2部 萩尾淳二氏だ。
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