csot telektlist-1592311637サムスンが次期廉価スマホのGalaxy M41で中国CSOT製の有機ELディスプレイ(OLED)を採用予定であると報じられていました。CSOT(華星光電)は中国のテレビ大手TCLの関連会社です。

M41は、サムスンが初めてSamsung Display以外からGalaxyスマホのOLED供給を受けるモデルとして注目されていました。しかし、SAMMOBILEが最近報じたところによると、サムスンはM41の発売計画そのものを中止することを決めた模様です。中止の理由は、OLEDメーカーであるCSOTがサムスンの求める基準を満たさなかったため、のようです。





巨大企業サムスングループの、スマホ事業に並ぶ主力事業の一つがディスプレイ生産です。2010年のGalaxy Sという非常に早い段階で有機ELディスプレイ搭載のスマホを発売できた裏には、Samsung Displayの技術がありました。

スマホ向けの小型有機ELでは今でも圧倒的な優位性を持つサムスンですが、ライバル達は徐々に追い上げを始めています。Huaweiは同じ中国企業であるBOE製の有機ELを採用するようになっています。今回Galaxy M41への供給がニュースになっているCSOTもXiaomi Mi 10などへ有機ELを供給していると言われています。

いつの場合も変わらず、後発組の武器はその安さ。BOE、TCL/CSOT製の有機ELは、スマホ業界でも徐々に影響力を増してきています。かつて非常に高価だった有機EL搭載スマホの価格を下げ、今まで通りのやり方では太刀打ちできないことも増えてきたのでしょう。

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