2020年7月10日、韓国・朝鮮日報によると、韓国のサムスン電子が、アジア主要国の消費者を対象に行われたブランド評価で9年連続「アジア最高ブランド」に選ばれた。

調査を行ったのは、グローバルコミュニケーションマーケティング企業の「キャンペーン・アジア・パシフィック」と米国の市場調査会社「ニールセン」。アジア14カ国の消費者8400人を対象に、家電、流通、飲食、金融など15の主要製品について、信頼できるブランドを聞いた。その結果、サムスン電子が1位となった。

キャンペーン・アジア・パシフィックは、「韓国の巨大会社の評判が李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の法的問題で損なわれたが、消費者受けする最先端の製品を発売している」と評価した。

サムスン電子は、世界的に人気がある韓国の男性ヒップホップグループ「BTS」とコラボレーションしたスマートフォン「ギャラクシーS20プラス BTSエディション」を世界約50カ国で発売。記事はこれを例に、「さまざまな共同プロジェクトが高く評価されたものとみられる」と分析している。






一方、キャンペーン・アジア・パシフィックは、サムスン電子が9年連続で1位となった理由について、革新技術への持続的な投資にあると説明。折り畳みスマートフォン「ギャラクシーフォールド」を例に挙げ、「これは、スマートフォンの姿を完全に新しく定義した」と評価した。

2位には米国のアップル、3位にはパナソニックがランクインした。韓国のLGは昨年より2ランク上がって4位に入り、5位にスイスのネスレが続いた。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「韓国の企業が9年連続でアジア最高ブランドになるなんて誇らしい」「多くの韓国企業が高い技術力で世界を席巻できればいい」「サムスン頑張れ、さらなる発展を」「LGもよくやった」などと称賛の声が上がっている。

また、同紙はサムスンの「アジア最高ブランド」選出を伝えるこの記事の見出しの中で「BTSのおかげ?」と表記したが、これについては「BTSのおかげというのはオーバーな話だ。サムスンはスマホだけでなく半導体から生活家電まで幅広く製造しており、世界に進出していることが大きい」「サムスンは9年連続で1位なのだから、BTSのおかげというのは違う。BTSは9年前にはデビューしていなかった」「BTSのおかげ?サムスンがこれまで努力してきた結果だよ」などとサムスンの企業力が評価された結果と受け止めるコメントが寄せられている。

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