BOEが現地時間2020年7月17日、500ppi、NTSC比114%の色域を持つQLEDパネルの製造に成功したことを、ITHomeが報じています。QLEDパネルはSamsungが液晶ディスプレイ(LCD)に変わる主力製品として注力している分野です。

量子ドット発光ダイオード(QLED:Quantum Dot Light-Emitting Diode)パネルは、輝度、色純度、省電力、設計の柔軟性という点で、LCD、プラズマディスプレイおよび有機EL(OLED)よりも優れていると評価されています。





今回、BOEが開発に成功したQLEDパネルは、NTSC比114%の色域を実現しています。 BOEはiPhone12シリーズ用のOLED供給を目指してきましたが、Appleの求める品質を満たすことが出来ず、採用されることは無さそうだと噂されています。

Samsungは2020年末でLCD事業から撤退し、QLED TVへの投資を拡大すると伝えられています。これらメーカー間の競争によって消費者に、良質なディスプレイが安価に供給されることが期待されます。

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