産業技術総合研究所と大陽日酸の研究グループは、太陽電池の中で最も発電効率が高いとされる「III―V族化合物太陽電池」の低コスト化につながる技術を開発した。安価な材料で高速に成膜できる「ハイドライド気相成長(HVPE)法」を利用し、太陽電池の高効率化や薄膜化に必要なアルミニウム系材料の成膜装置を作製。成膜したアルミ系材料を太陽電池に導入し、発電効率の向上を確認した。高効率太陽電池の普及が期待される。
今後、現在の3倍となる6インチサイズで成膜できる量産型のHVPE装置を開発する。さらにHVPE装置で製造したIII―V族化合物太陽電池をシリコンや多元系化合物半導体薄膜「CIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)」などの安価な太陽電池と組み合わせることで、発電効率35%以上、発電コスト1ワット当たり200円の太陽電池の実現を目指す。現在実用化されている太陽電池は発電効率が高いもので約30%、発電コストが1ワット当たり7000―1万円。
研究グループは、反応炉内部でアルミ原料を500度Cの低温で加熱できる装置を開発。成膜層への不純物の混入や反応炉の損傷の原因となる化合物の発生を抑えることで、太陽電池の材料となるアルミニウム・インジウム・ガリウム・リン(AlInGaP)層やアルミニウム・ヒ素(AlAs)層の高品質な成膜を可能にした。
さらにAlInGaPを導入したインジウム・ガリウム・リン(InGaP)太陽電池では表面近傍の電流損失が抑えられ発電効率を向上できた。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
研究グループは、反応炉内部でアルミ原料を500度Cの低温で加熱できる装置を開発。成膜層への不純物の混入や反応炉の損傷の原因となる化合物の発生を抑えることで、太陽電池の材料となるアルミニウム・インジウム・ガリウム・リン(AlInGaP)層やアルミニウム・ヒ素(AlAs)層の高品質な成膜を可能にした。
さらにAlInGaPを導入したインジウム・ガリウム・リン(InGaP)太陽電池では表面近傍の電流損失が抑えられ発電効率を向上できた。
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