AGCは29日、平井良典代表取締役専務執行役員(61)が2021年1月1日付で社長に昇格する人事を発表した。
島村琢哉社長(63)は代表権のある会長に就く。 同日都内で会見した平井次期社長は「コア事業と戦略事業の『両利き経営』を磨く。新たな成長へ進めたい」と意気込みを語った。同社はガラスなどのコア事業を収益基盤とし、エレクトロニクスなどの戦略事業で高成長を目指す経営戦略を進める。
コロナ禍でガラスなどが打撃を受ける中、半導体関連などの成長が業績を下支えしている。 島村社長は、ポートフォリオ経営や5万人超の従業員が「ワンチーム」となる企業文化に注力し、AGCへ社名変更した。最高技術責任者(CTO)としてともに経営に取り組んできた平井氏に更なる発展を託す。
島村琢哉社長(63)は代表権のある会長に就く。 同日都内で会見した平井次期社長は「コア事業と戦略事業の『両利き経営』を磨く。新たな成長へ進めたい」と意気込みを語った。同社はガラスなどのコア事業を収益基盤とし、エレクトロニクスなどの戦略事業で高成長を目指す経営戦略を進める。
コロナ禍でガラスなどが打撃を受ける中、半導体関連などの成長が業績を下支えしている。 島村社長は、ポートフォリオ経営や5万人超の従業員が「ワンチーム」となる企業文化に注力し、AGCへ社名変更した。最高技術責任者(CTO)としてともに経営に取り組んできた平井氏に更なる発展を託す。
工学博士号を取得し、入社当初は研究開発部門に配属された。研究者がビジネスに携わるには新製品の開発が必須条件だった。これを成し遂げ、有言実行でビジネスの現場に立った。その後、事業開拓室長などを務め、現在の戦略事業の基礎をつくった。
顧客に誠実に向き合い要望に応える仕事ぶりに、社内から「海外顧客からも信頼が厚い」との声が聞かれる。島村社長は「性格や考え方は違っても、議論を重ね、同じ方向を向いて仕事ができる」と魅力を語る。
5万人超の社員をまとめ、AGCをさらに大きな世界へ飛躍させる役割を担う。
【略歴】平井良典氏 87年(昭62)東大院工学系研究科博士課程修了、同年旭硝子(現AGC)入社。12年執行役員、14年取締役常務執行役員、18年代表取締役専務執行役員。福井県出身。
素顔/AGC社長に就任する平井良典(ひらい・よしのり)氏 学者からビジネス最前線
社会を動かしたい―。物理学者を志していた大学院生の時、「ビジネスをやりたい」と大きく方針を変え、AGCの門をたたいた。多くの歴史小説などを読むうち、ダイナミックな世界へ憧れを持った。今、それができるのはビジネスの世界だ。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
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