touchless monitor eb31071新和工業(神戸市)は、パッケージ化した非接触タッチレスモニター「STM―5XXシリーズ」を開発した。2021年1月に発売する。赤外線で指の位置を検出し、空中で非接触での操作ができる。自動販売機などでの利用を想定。コロナ禍でタッチパネルの接触による感染リスク回避の需要などを見込む。

既存の液晶にも後付可能な赤外線検出タイプ「RTL」シリーズと、特殊ミラーで空中映像を表示し、タッチする空中映像タイプ「HTL」シリーズを投入する。HTLシリーズはパリティ・イノベーションズの「パリティミラー」を採用。価格は液晶サイズが21・5インチのRTLが14万8000円(消費税抜き)。





液晶サイズはRTLシリーズが6・5―75インチ、HTLシリーズは6・5―13・3インチまで対応。15・6インチのRTLタイプと21・5インチのRTLタイプを標準品とする。パッケージ化により顧客ニーズに合わせ独自に提案する。

また新和工業の情報処理の中央演算処理装置(CPU)ボードと制御のマイコンボードを1枚にボード化した、シングルボードコンピューターに組み込むことで相乗効果を発揮。デジタルサイネージや受け付け端末、注文端末、券売機、セルフレジなどの非接触型のキオスク端末を製作する。

タッチパネルは飲食店や駅など身近な場所にあるが、不特定多数の人が触ることで感染症の感染リスクが懸念される。松島社長は「開発力を生かし既存モニターの非接触化から専用端末の開発までスピード感を持ち幅広いニーズに対応したい」と語る。

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