シャープはテレビ用の大型液晶パネルを生産している関連会社、「堺ディスプレイプロダクト」について、保有している23%余りの株式をすべて売却すると発表しました。

「堺ディスプレイプロダクト」は、もともとシャープが2009年に、当時、世界最大の液晶パネル工場として、4300億円を投じて設立したものです。 その後、経営危機に陥り、会社は台湾の「ホンハイ精密工業」の傘下に入りましたが、この工場については当時の経営トップ、郭台銘 氏個人の投資会社に株式の一部を売却していました。

現在は海外の投資会社と共同で運営しています。





25日、シャープは保有していたこの関連会社の株式、23%余りをすべて売却すると発表しました。 売却の理由について、「液晶パネルの生産には多額の投資を継続的に行う必要があるが、事業を切り離すことで投資のリスクを減らし、経営を安定させることができる」と説明しています。

売却先の企業や売却額については非公表としています。

この工場ではシャープの40インチから70インチの大型テレビ用に液晶パネルを生産しているほか、海外のメーカーにもパネルを販売しているということです。 シャープは売却後もこの工場から液晶パネルを調達することにしています。

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