京セラは中国江蘇省・張家港にある液晶ディスプレーの工場を2021年11月以降に閉鎖する。自動車向けの旧式の液晶を生産してきたが、市場の拡大が見込めないことなどから生産終了を決めた。
約740人の従業員は退職扱いとし、車載ディスプレーの生産は広東省の東莞工場に集約する。
約740人の従業員は退職扱いとし、車載ディスプレーの生産は広東省の東莞工場に集約する。
液晶工場はオプトレックスが1997年に開設した。12年に京セラがオプトレックスを買収し、自社の工場とした。生産しているのはSTNと呼ばれるタイプで、11月まで稼働を続けた後に現地法人を清算する計画だ。年間生産高は30億円程度で、閉鎖後の土地や建物の活用は未定という。
京セラは車載のほか、工場などの産業機械で使う液晶ディスプレーなどを手掛けている。東莞や、滋賀野洲工場(滋賀県)やタイでも生産を続けているが、中国や韓国勢などとの競争が激しい。谷本秀夫社長はディスプレー事業について「これからどんどんやろうとはならない」と生産を縮小する考えを示していた。
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