ノートパソコンブランド大手、華碩電脳(ASUS)は17日、今年のPC市場の楽観見通しを示し、ノートPCを値上げする方針を示した。部品不足によるコスト上昇も理由だ。デジタル化やオンライン学習の普及を受け、同社は今年の家庭用PCやゲーミング(ゲーム用)PC出荷台数は20%増と業界平均を上回り、ビジネス用PCやクロームOS(基本ソフト)搭載ノートPC「クロームブック」を含む教育用PCは倍増すると見込む。18日付経済日報などが報じた。
胡書賓共同執行長は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によりデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、仕事や学校、生活のデジタル化が広がったと指摘した。ワクチン接種で新型コロナウイルス感染状況が落ち着いても、デジタル化はニューノーマル(新常態)として続き、今年のPC市場は楽観できると語った。
胡書賓共同執行長は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によりデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、仕事や学校、生活のデジタル化が広がったと指摘した。ワクチン接種で新型コロナウイルス感染状況が落ち着いても、デジタル化はニューノーマル(新常態)として続き、今年のPC市場は楽観できると語った。
電子時報系の市場調査会社、デジタイムズ・リサーチの予測によると、今年のクロームブック世界出荷台数は15~18%増の3,500万~3,600万台の見通しだ。次いでゲーミングPCの力強い需要を予想している。
許先越共同執行長は、昨年から続く部品不足で、特に半導体やパネルが不足しており、業界では「部品や生産能力を制する者は天下を制する」と言われていると語った。同社は昨年下半期の時点で、今年必要な部品量を確保するためサプライヤーと長期契約(LTA)を結んだほか、第2、第3サプライヤーを模索したり、製品の設計を変更したりするなどの部品不足対策も講じていると説明した。
胡共同執行長は、部品不足により、昨年第4四半期のノートPC欠品率は30%に上ったと語った。出荷がずれ込んだことで、非需要期に当たるものの第1四半期ノートPC出荷台数は前期比10%減にとどまり、前年同期比70%増の予測だ。それでもノートPC欠品率は25~30%に上る見込み。
ASUSの昨年のブランド連結売上高は3,824億3,500万台湾元(約1兆4,800億円)で前年比15%増だった。純利益は265億5,800万元で前年同期比の2.18倍。1株当たり純利益(EPS)は35.8元で過去最高だった。
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