ジャパンディスプレイ(JDI)は、セルフレジ向けに非接触ホバーセンサーを開発した。自動認識技術ベンチャーのアスタリスク(大阪市淀川区)が発表したセルフレジに試作品を提供した。

新型コロナウイルス感染拡大により高まる社会の衛生意識に対応し、タッチパネルに触れずに決済できる。今後は需要を見極めながら同社と商談を進め、早期の量産開始を目指す。





今回JDIが試作した透明なホバーセンサーは10・2型で、アスペクト比が16対9。操作する指の位置を高精度に検出し、静電容量方式のため外光の影響を受けない。モニターにUSB接続で取り付けるだけで導入でき、既存装置に後付けできる点も特徴。15型の製品も開発中だ。

アスタリスクがつくった新型セルフレジは非接触ディスプレーのほかに、自動釣り銭機と決済サービス端末、レシートプリンターなどを組み合わせた。画像認識技術も組み合わせると、カメラで入店した顧客の動きを追跡するなどで支払いの効率化をより図れる。

JDIのホバーセンサーはコロナ禍において医療用モニターや自動受付機、自動券売機、現金自動預払機(ATM)、エレベーターなど幅広い用途を想定する。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ