ここ数年、中国で「匠の精神」という言葉がよく聞かれる。モノづくりを通じて国内経済を活性化したい中国では、この精神の重要性が強調されている。とはいえ、ある米国の学者の言葉を借りると「中国には歴史を通じて文化的な蓄積はあるが、技術力については日本が上」と言える。
中国メディアの百度も「これまで粗削りに突き進んできた我が国も、現在は繊細なモノづくりの精神が必要」と述べ、今こそモノづくり大国の日本にみならうべきと述べている。
中でも記事は、「1台100億円の機械を毎年10台売り、350人の社員を支えている、高度な技術力を持つ日本企業」について紹介し、このような企業がこれまで中国にはなかったと指摘している。
中国メディアの百度も「これまで粗削りに突き進んできた我が国も、現在は繊細なモノづくりの精神が必要」と述べ、今こそモノづくり大国の日本にみならうべきと述べている。
中でも記事は、「1台100億円の機械を毎年10台売り、350人の社員を支えている、高度な技術力を持つ日本企業」について紹介し、このような企業がこれまで中国にはなかったと指摘している。
その企業とは、有機ELディスプレイ製造装置を作る「キャノントッキ」。新潟県にあるこの会社は、有機ELディスプレイ製造装置や薄膜太陽電池製造装置の販売を行っている企業。この技術を持つ企業は世界でも同社だけ。つまり、有機ELディスプレイを製造している企業は、この会社の機械を買わなければならない、ということになる。しかも高額なうえ、年間でも10台しか生産されず、なかなか購入できない機械だ。
なぜ日本には、これほど技術力がある企業が多いのか。記事は、「日本にはどんな仕事でも、この”匠の精神”を持つ人々がいる。寿司職人、教師、警察、医者、さらに、警備員にもそうした精神が見られる。仕事の質を高め、また、技術を持つ”職人”を重んじる風潮が日本では長年育まれており、結果、こうした優れた技術力を持つ企業が生まれたのだ」と述べている。
現在、中国は工業分野で、中国独自の独占技術はまだ多くなく、こうした質の高い工業機械は海外から買い求めるしかない状況。中国も最先端技術のブレークスルーがどうしても必要、とまとめている。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
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