ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)は、次世代の拡張現実(AR)グラス、スマートグラスなどでの使用が期待されるマイクロ発光ダイオード(LED)ディスプレー用となるマイクロ紫外線(UV)―LEDチップの微細化と量産化技術を確立した。今秋をめどに量産開始を目指す。
ナイトライドが開発したマイクロUV―LEDチップはサイズが縦12マイクロ×横24マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。チップ間隔は縦・横方向とも5マイクロメートルで、4インチウエハーから獲得できるチップ数は約1400万チップと、従来の約340万から約4倍になった。1チップ当たりのコストも従来チップの4分の1を実現した。
ナイトライドが開発したマイクロUV―LEDチップはサイズが縦12マイクロ×横24マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。チップ間隔は縦・横方向とも5マイクロメートルで、4インチウエハーから獲得できるチップ数は約1400万チップと、従来の約340万から約4倍になった。1チップ当たりのコストも従来チップの4分の1を実現した。
開発したチップのサンプル価格は4インチウエハー10枚当たり300万円(消費税抜き)を想定。国内外ディスプレーメーカーなどに提案する。良好な電気特性も確認し、同社では実用化に向けた前進と捉えている。
マイクロLEDディスプレーは有機ELディスプレーなど次世代ディスプレーとして、海外企業も開発に力を入れている。ただ赤、青、緑のマイクロLEDチップを応用する方式では特に赤色のLEDチップで50マイクロメートル以下の微細化が困難という。ナイトライドはマイクロUV―LEDを使用して赤、青、緑の蛍光体を励起する方式でディスプレー開発を進めている。実用化に向けてはマイクロUV―LEDチップのコスト削減が課題だった。
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