cjk  maxresdefault積水化学工業の元社員が、中国企業に機密情報をもらした事件の裁判で、元社員は起訴内容を認めました。
積水化学の元技術者、久保田敬士被告は、2018年8月からの半年間、スマートフォンの液晶技術に関する機密情報を中国の通信機器メーカー「潮州三環グループ」に漏らした、不正競争防止法違反の罪に問われています。







積水化学81561811大手化学メーカー「積水化学工業」(大阪市北区)のスマートフォン関連技術を中国企業に漏洩(ろうえい)したとして、不正競争防止法違反の罪に問われた元社員の久保田敬士(たかし)被告(46)の初公判が17日、大阪地裁(栗原保裁判官)であり、「間違いありません」と起訴内容を認めた。

起訴状などによると、平成30年8月~31年1月、3度にわたり、積水化学の営業機密にあたる電子材料の「導電性微粒子」の製造工程に関する技術情報について、中国・広東省に本社を置く通信機器部品メーカー「潮州三環グループ」の社員に送るなどしたとしている。

冒頭陳述で検察側は、スマートフォンのタッチパネルなどに使われる導電性微粒子の技術開発部門に所属していた被告は、「上層部に業務が正当に評価されていない」と感じていたと指摘。新製品の開発に対するプレッシャーもあり、中国企業とのやりとりや技術を、積水化学での業務に生かしたいなどと考えていたと述べた。

事件をめぐっては、積水化学が久保田被告を懲戒解雇し、大阪府警に告訴。府警が不正競争防止法違反容疑で書類送検し、大阪地検が在宅起訴していた。

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