30日の東京株式市場でウシオ電機株が大幅反発した。一時、前日比248円(14%)高の2038円を付け、年初来高値を更新した。映画館向けプロジェクター用ランプの販売が増加していることなどから、29日の引け後に2022年3月期の業績予想を上方修正した。市場の想定を大きく上回る修正を好感した買いが集まり、売買代金は前日の約8倍に膨らんだ。
22年3月期の連結最終損益は当初予想の40億円の黒字(前期は6億円の赤字)から80億円の黒字に倍増する見通し。売上高の予想は同150億円上積みし、前期比27%増の1500億円。ウシオ電によると、同社は映画館のプロジェクター用ランプで6割超の世界シェアを持つ。欧米で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、映画館の稼働率の回復が会社想定を大きく上回った。交換用ランプなどの需要が急拡大し、上方修正につながった。
22年3月期の連結最終損益は当初予想の40億円の黒字(前期は6億円の赤字)から80億円の黒字に倍増する見通し。売上高の予想は同150億円上積みし、前期比27%増の1500億円。ウシオ電によると、同社は映画館のプロジェクター用ランプで6割超の世界シェアを持つ。欧米で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、映画館の稼働率の回復が会社想定を大きく上回った。交換用ランプなどの需要が急拡大し、上方修正につながった。
また半導体や液晶パネル向け事業でも、世界的な半導体の増産や液晶パネルの堅調な需要を受け、露光装置向けの交換用ランプの売り上げが伸びた。東海東京調査センターの石野雅彦氏は「今期が始まって約3カ月で、これだけの上方修正は驚きだ。コロナ禍からの経済正常化による恩恵銘柄としては余り注目されておらず、上方修正で買いが集中した」とみる。
今後、各国で映画館の通常営業再開が進むほか、米国では年末にかけて話題作の公開が予定されており、稼働率はさらに高まると予想されている。石野氏は「映画はまれに見る当たり年。映画向けのランプの需要はまだ伸びる可能性がある」とみていた。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
今後、各国で映画館の通常営業再開が進むほか、米国では年末にかけて話題作の公開が予定されており、稼働率はさらに高まると予想されている。石野氏は「映画はまれに見る当たり年。映画向けのランプの需要はまだ伸びる可能性がある」とみていた。
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