JDI b3ea12cf81石川県白山市に工場を稼働していた大手液晶パネルメーカージャパンディスプレイが、助成金を返還する必要はないとして市を訴えた民事訴訟の初弁論が、13日金沢地方裁判所で開かれました。

白山市は請求の棄却を求めました。ジャパンディスプレイの白山工場をめぐっては、去年10月に大手電機メーカー・シャープに工場が譲渡されたことを受け、白山市はすでに交付した助成金10億円を全額返還するようジャパンディスプレイに対し求めてきました。
これに対しジャパンディスプレイは今年5月金沢地裁に訴えを起こしました。





13日開かれた初弁論で、ジャパンディスプレイ側は全額返還する義務は存在しないことを確認するよう求めました。一方で、白山市側は返還を求める決定は行政処分であり、民事訴訟を起こすのは適当でないと主張。ジャパンディスプレイからの訴えを却下することに加え、請求を棄却するよう求めました。

今後、助成金10億円について全額返還すべき要件を満たしているかどうかが争点となります。次回の弁論は非公開で、9月10日に予定されています。

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