台湾の友達光電(AUO)は29日、品薄感が続く液晶パネルの価格について、7~9月期は、4~6月期に比べ、さらに5%上昇するとの見通しを明らかにした。4~6月期は既に前年同期比で60%の値上がりをみせている。新型コロナウイルスの感染拡大でパソコン向けの需要が一気に膨らんだが、今も品薄状態で、パネル価格の上昇が続いている。
同日発表した4~6月期の決算は、売上高が前年同期比51%増の956億台湾㌦(約3750億円)と大きく伸びた。最終損益も195億台湾㌦の黒字に転換した。前年同期は29億台湾㌦の赤字だった。
液晶パネルは、パソコンやテレビ、スマートフォン、家庭用ゲーム機のほか、タブレット端末や車載用モニター、医療機器など、多くの業界で使われる。
同日発表した4~6月期の決算は、売上高が前年同期比51%増の956億台湾㌦(約3750億円)と大きく伸びた。最終損益も195億台湾㌦の黒字に転換した。前年同期は29億台湾㌦の赤字だった。
液晶パネルは、パソコンやテレビ、スマートフォン、家庭用ゲーム機のほか、タブレット端末や車載用モニター、医療機器など、多くの業界で使われる。
新型コロナをきっかけにまず、在宅で使う機器向けの需要が膨らんだが、ここに来て世界的な経済再開の動きが加わり、多方面でパネルが品薄となり、価格上昇を加速させる状況だ。
AUOの場合、液晶パネル1平方メートル当たりの平均単価は、4~6月期に前年同期比60%高の491米ドル(約5万3900円)となった。1~3月期と比べても、16%も上昇しており、勢いは止まっていない。
同日、オンラインで記者会見した彭双浪・最高経営責任者(CEO)は今後の見通しについて「下半期(7~12月期)もパネル需要は強い。供給先のメーカーの在庫水準もいまだに低い。パネル価格はまだ上がる」と語った。
一方、彭氏は液晶パネル以外の部品不足も、いまだに深刻だとの認識を示した。「部品不足の解消には、あと2~3年はかかるだろう」と述べた。特に半導体の中でも「ディスプレーの駆動用や電源管理用の製品が不足している」とした。
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