AGCと国立研究開発法人海洋研究開発機構は4日、スマートフォンの画面に使われる化学強化ガラスの破壊過程を、コンピューターによる数値解析で再現することに世界で初めて成功したと発表した。世界シェア2位のAGCは「割れにくいガラスの開発が進む」(広報・IR部)と意気込んでいる。
ガラスは圧縮に強く、引っ張りに弱い。化学強化ガラスは薬液にガラスを漬け込むことで、表面に強い圧縮力を発生させて強度を上げている。一方で内部には引っ張る力が発生し、深い傷が入ると一瞬で多数の亀裂が生じてしまう。
ガラスは圧縮に強く、引っ張りに弱い。化学強化ガラスは薬液にガラスを漬け込むことで、表面に強い圧縮力を発生させて強度を上げている。一方で内部には引っ張る力が発生し、深い傷が入ると一瞬で多数の亀裂が生じてしまう。
割れにくいガラスの実現には、割れる過程を解析し、こうした内部の力の動きを解明する必要がある。ただ、ガラスの非常に複雑な割れ方をコンピューターで再現するのは難しく、従来は実際に割って顕微鏡で調べていた。
今回のコンピューター解析では、機構が持つ地震による地盤への影響を分析する手法を応用。内部にかかる力の大きさや、亀裂が広がる過程を描き出すのに成功した。研究成果は4日付の米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズ電子版に掲載された。
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今回のコンピューター解析では、機構が持つ地震による地盤への影響を分析する手法を応用。内部にかかる力の大きさや、亀裂が広がる過程を描き出すのに成功した。研究成果は4日付の米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズ電子版に掲載された。
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