パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLED(ジェイオーレッド)は15日、同社が量産した有機ELディスプレーが台湾の華碩電脳(エイスース)の製品に採用されたと発表した。映像制作者などプロ向けに展開するモニターで、色の再現性などが評価された。JOLEDは2021年春から印刷方式による有機ELの量産を始めていた。
JOLEDの有機ELディスプレーが採用されたのはエイスースのモニター「プロ・アート・ディスプレー OLED PA32DC」。高精細の有機ELの特徴を生かし、映像制作などに向け高い色彩の再現度を打ち出している。対角は31.5インチ。
JOLEDの有機ELディスプレーが採用されたのはエイスースのモニター「プロ・アート・ディスプレー OLED PA32DC」。高精細の有機ELの特徴を生かし、映像制作などに向け高い色彩の再現度を打ち出している。対角は31.5インチ。
JOLEDは「OLEDIO」のブランド名で、22~32インチの有機ELディスプレーを生産している。プリンターのようにパネル基板に発光材料を塗り分ける「印刷式」と呼ばれる生産技術を持つ。従来の製造方式では中型パネルでの採用が難しかった、カラーフィルターを使わない発光方式に対応できるため、色彩の再現度を高められる。
エイスースの他に21年夏に発売されたLG電子のプロ向けディスプレーでも採用された。高価格帯の製品での採用が徐々に広がっている。今後は、普及価格帯への広がりや、サイネージ、業務用、車載用などへの展開が課題となる。
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