山形大の城戸淳二教授は、有機ELのディスプレーと照明を使用し、臨場感の高いリモート診察システムを開発した。診察に不可欠な患者の顔や目の色を自然に近い状態で把握できるという。近く酒田市の医療機関で導入される。
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新型コロナウイルスの影響でリモート診察の需要が高まっている。しかし、一般的なパソコンやタブレット、スマートフォンによる画像では「重要な患者の顔や舌の色を診ることが難しい」と城戸教授は指摘する。
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新型コロナウイルスの影響でリモート診察の需要が高まっている。しかし、一般的なパソコンやタブレット、スマートフォンによる画像では「重要な患者の顔や舌の色を診ることが難しい」と城戸教授は指摘する。
顔を映し出すディスプレーや照明に高性能の有機ELを使い、27インチのモニタータイプ、ベッドのそばまで運ぶことができる小型のタイプを開発した。高齢者が会話しやすいように高機能のスピーカーも備えている。これまで米沢市の介護老人保健施設で実験的に取り入れている。
NTT東日本と共同で、酒田市の日本海総合病院、松山診療所、飛島診療所で11日から導入し、リモート診察の実証を行う。結果を踏まえ、同大発ベンチャー企業のオーガニックライティング(米沢市)が年内をめどに製品化する予定という。城戸教授は「医師の自宅に置けば真夜中でも診察できる」と話し、医師不足に悩む地方の課題解決にも期待している。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
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