美麗ディスプレイといえば有機ELが主流の昨今ですが、ディスプレイ技術も進化を続けています。中国の電機メーカーHisense(ハイセンス)は、最近液晶を2枚重ねることで従来の液晶の弱点をカバーしたデュアルセル技術を打ち出しました。そのデュアルセル搭載の75インチTV、Hisense Dual Cell ULED 4K 75U9DGを米GizmodoのWes Davis記者がレビューしてますので、見ていきましょう!

最近有機ELテレビの対抗馬として、Mini LEDとかmicroLED(まだまだ一般家庭には大きすぎるし高すぎる)、QLEDといったディスプレイ技術が話題です。それでも有機ELは、パフォーマンスと価格という意味でベストの座を維持しています。





そんな現状に殴り込みをかけてるのが、Hisense Dual Cell ULED 4K 75U9DG(以下U9DG)です。この長々しい名前の中のキーワード、「デュアルセル」とは民生用では新しい技術で、ローカルディミングとメインスクリーンの裏の第2の液晶を組み合わせた技術です。それによって黒のレベルを有機ELパネル並みに真っ黒に落としつつ、液晶らしい明るさも維持しようという狙いです。

さらにU9DGは、リフレッシュレートが120Hz、HDR10+にDolby Vision対応、自動明るさ調節のDolby Vision IQ対応でもあります。可変リフレッシュレートにより画面のちらつき・ガタつきに対処、FreeSyncにAuto Low Latency Mode(ALLM)対応でゲームの入力ラグ最小化にも配慮しています。ハイセンスはU9DGの実現を、「われわれにとっての月面着陸」と誇りを込めて呼んでいます。

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