上海証券取引所科創板に上場している、レーザーディスプレイ製造企業の深セン光峰科技股フェン(光峰科技、688007/上海)が29日、2021年12月期の業績について前期比で大幅な増益となる見込みを示した。

 同社の予測によると、2021年12月期の純利益は1億9000万〜2億4500万元で、前期比66.89〜115.20%増となる。大幅な増益となる理由について同社は、経営環境の変化に積極的に対応したことでホームシアター、プロジェクトマッピング用レーザーディスプレイ製品の売上が拡大し、安定した業績の成長が実現できたと説明。
コンシューマー向け分野で自社ブランド製品の販売比率上昇、プロジェクトマッピングや映画館などの粗利率が高い事業により会社全体の粗利率が高まり、会社の業務構造がさらに改善されたとしている。





同社は2006年設立の民間企業で、2019年7月に上海科創板に上場。レーザーディスプレイ主要部品や完成品の研究開発、生産、販売、リース業務を手がけている。ホームシアター、教育現場、プロジェクトマッピング2014年には中国最大の国有映画企業・中国電影と合弁会社を設立、中国国内の映画レーザー投影システム配備量で業界トップを誇る。また、高効率、高光度、高コントラスト、広色域の特性を持つ蛍光レーザーディスプレイ技術ALPDを2007年に開発、2018年には第4世代のALPD4.0をリリースした。

 2020年12月期の売上高は19億4888万元(前期比1.53%減)、純利益は1億1384万元(同38.94%減)。2021年1〜9月期の売上高は16億6062万元(前年同期比34.09%増)、純利益は2億1135万元(同378.84%増)。

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