台湾の電子部品メーカーなど約30社の企業は13日、中国東部の新型コロナウイルス感染防止策によって、少なくとも来週まで現地工場の稼働停止を余儀なくされたと明らかにした。

上海市で3月末からロックダウン(都市封鎖)が敷かれ、近郊の江蘇省昆山市も行動規制を強化した。

パソコンや携帯電話の部品を製造する亜洲電材(アジア・エレクトロニック・マテリアル)は、昆山工場の稼働を19日まで停止すると発表。液晶ディスプレー(LCD)の部品を製造する迎輝科技(EFUNテクノロジー)は江蘇州蘇州市の工場を同じく19日まで停止すると明らかにした。





アップルのiPhoneを組み立てている台湾のペガトロン(和碩聯合科技)は12日、上海と昆山の工場で操業を停止したことを明らかにした。

アップルやインテルのサプライヤーである欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)も12日遅く、昆山工場の操業停止を19日まで延長すると表明した。

ただ、一部の企業は、従業員の住居と工場を同じ敷地内にまとめて外部と隔離するバブル方式を採用して操業を継続する申請を行っていると明らかにした。

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