サムスン電子がイメージセンサー分野で世界トップのソニーとの格差を縮めている。

29日、市場調査会社のストラテジーアナリティクスによると、今年第1四半期のサムスン電子スマートフォンイメージセンサー市場シェア(売上基準)は、直前四半期より2.6%P上昇した28.7%で、この2年間のシェアの中で最も高い水準を記録した。微細ピクセル基盤の1億8000万画素、5000万画素など高画素製品の販売好調にともなう結果と解説される。韓国メディア「エナジー経済」が報じた。

ソニーはスマートフォン顧客企業の需要が減り、イメージセンサーの出荷量が減少したものと分析される。これを受け、ソニーと2位のサムスン電子間のシェア格差は、昨年第4四半期の24.5%から今年第1四半期は15.9%へと縮まった。





メモリ半導体世界トップのサムスン電子は、システム半導体分野でもトップに躍り出るため、イメージセンサーの競争力を高めている。サムスン電子は超格差技術の開発と攻撃的な投資を土台に2030年までにシステム半導体分野で世界1位になることを目標にしている。イメージセンサーはカメラレンズに入ってきた光をデジタル信号に変えてイメージを作るシステム半導体だ。

サムスン電子は2019年、ソニーより先に1億800万画素のイメージセンサーを世界で初めて発売し、昨年9月にも業界で初めて2億画素のイメージセンサーを開発した。サムスンが開発した2億画素のイメージセンサーは本格量産に入り、今年初めてスマートフォンに搭載される予定だ。

サムスン電子は最近、自社のニュースルームを通じて、2億画素のイメージセンサーで撮影した超大型のネコの印刷物の製作過程を公開した。バスケットボールコート面積1.5倍規模の616㎡(横28m・縦22m)サイズの超大型印刷物製作過程を公開し、2億画素イメージセンサーが備えた解像度を強調した。

業界関係者は「イメージセンサーはスマートフォンだけでなく、自律走行車、ドローンなど第4次産業革命の必須部品として今後爆発的な成長が予想される分野」とし「サムスンがシステム半導体1位の目標を公言しただけに、今後ソニーに追いつけようとするサムスンの追撃がより一層激しくなるだろう」と述べた。

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