Samsung(サムスン)が拡張式ディスプレイ・フォームファクタを基にしたスマートフォンのさまざまなデザインの特許を次々に出願していることが分かった。
2022年5月27日から6月2日の間に、フォームファクタに関するものだけで、10件の特許出願がなされた。驚くほど短期間に集中しており、Samsungの力の入れようがヒシヒシと伝わってくる。
なお、2015年から2019年にかけて「スクロール式、ロール式、フレキシブル」などと表現される、Samsungの将来的なフォームファクタに関する特許が少なくとも11件、確認されている。
2022年5月27日から6月2日の間に、フォームファクタに関するものだけで、10件の特許出願がなされた。驚くほど短期間に集中しており、Samsungの力の入れようがヒシヒシと伝わってくる。
なお、2015年から2019年にかけて「スクロール式、ロール式、フレキシブル」などと表現される、Samsungの将来的なフォームファクタに関する特許が少なくとも11件、確認されている。
これらは和風に表現すると「巻き物のように左右に展開するもの」や「ぐにゃっと折り曲がるタイプ」のスマホだ。
Samsungが研究開発のペースを加速させていることは明らかだ。新型ディスプレイの市場ではAppleに先んじたいというSamsungの思惑があると「Patently Apple」は伝えている。
AppleもiPhoneやiPad向けとみられる、折りたたみ式や拡張式ディスプレイの特許をこれまでに数多く取得している。
近年、より大きなスマホを好むトレンドが見受けられる。これは、5Gなどの普及でモバイルインターネットが高速になり、動画といった様々なエンタメをスマホで楽しむようになってきていることが大きな要因だ。
画面は大きい方が迫力は増すが、持ち運びには少々不便だ。そこで、両方のいいとこ取りをしたのが、拡張式スマホというわけだ。
2020年には中国のスマホメーカーOPPOが拡張式ディスプレイ・フォームファクタのスマートフォンとするプロトタイプを発表したが、まだ市場には出回っていない。
しかし、拡張式スマホは、すぐ私たちの手の届くところまで来ているのではないだろうか。そう予感させるのである。
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