有機ELテレビのトップランナーであるLGから、新たなフラグシップモデル“G2シリーズ”「LG OLED evo Gallery Edition」が登場した。本機は、最新パネルの採用や最新世代の映像エンジン「α9 Gen5 AIプロセッサー」の搭載などにより、新次元のプレミアム画質を実現したことが評価され、見事「VGP 2022 SUMMER」映像音響部会の特別賞&金賞をW受賞。

VGP審査員一同も絶賛したというその映像クオリティはどれほどのものだろうか。海上 忍氏によるレビューをお届けしよう。





現在ある有機EL(OLED)テレビの道は、LGが拓いた道といっても言い過ぎではないだろう。2013年に発表された世界初の大型商用モデル「55EM9700」を皮切りに、2015年には4Kモデルを投入、2017年には薄型軽量の壁掛けモデル、2019年には8Kモデルと、LGはOLEDテレビをリードしてきた。

 そのLGが2022年のフラグシップとして投入したOLEDテレビが、77/65/55インチの3サイズからなる“G2シリーズ”「LG OLED evo Gallery Edition」。 昨年のフラグシップモデル“G1シリーズ”に搭載された、新発光素材による赤・緑・青波長の改善と、新しいカラーレイヤーの追加で色再現性向上を図った「LG OLED evo」をベースに、第5世代を数えるOLEDに最適化された映像エンジン「α9 Gen5 AIプロセッサー」と放熱板の追加により、明るさを増したことが映像面における最大のトピックである。