日本板硝子は5日、マレーシアで太陽電池パネル用透明導電膜(TCO)付きガラスの生産設備の新設を計画していると発表した。

 マレーシア国内を中心に建築用ガラス、自動車用ガラスの製造・販売を手がける日本板硝子のグループ会社マレーシアン・シートグラスが、ジョホール州ジョホールバルで操業する工場のフロート窯にオンラインコーティング設備を新設し、太陽電池パネル用TCOガラスを生産する。2024年3月期第4四半期(24年1~3月)の生産開始を予定している。





 薄膜太陽光パネルの世界的メーカーで、日本板硝子と長期間にわたる協力関係を持つ米国ファーストソーラーの生産拡張方針に沿い、マレーシアでの太陽電池パネル用TCOガラス生産を決定した。

 日本板硝子は、20年1月にベトナムで2窯目の太陽電池パネル用ガラスの専用フロートラインを稼働させたほか、同年11月には、米国オハイオ州でも新工場を稼働。製品はいずれもファーストソーラーに供給している。また、インドでも太陽電池パネル用TCOガラスの生産拠点の建設を進めており、23年下半期の稼働を予定している。

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