テレビ向けの液晶パネルでも値下がりが続く。8月の大口取引価格は、大型テレビ向けの指標品が前月比3%安く、13カ月連続で下落した。テレビ販売の縮小でサプライチェーン(供給網)全体で在庫を抱えている。

大口取引価格は中国や韓国、台湾のパネルメーカーと国内外のテレビメーカーが毎月決める。大型テレビ向けのTFT55型オープンセル(バックライトがついていない半製品)は1枚84ドル前後と、7月比3ドル(3%)安い。





小型テレビ向けのTFT32型オープンセルは1枚27ドル前後で、7月から1ドル(4%)下がった。

台湾の調査会社トレンドフォースがまとめた22年4~6月期のテレビ出荷台数は世界全体で前年同期比6.8%減った。米調査会社DSCCによると、市場では6月末時点で5週間分の過剰在庫を抱えていた。パネルメーカーの生産調整で年末に向けて在庫水準は低減する見込みだ。

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