ht0704_re0110月12日に、ワコムから26.9型の「Cintiq Pro 27」が発売されました。お値段はなんと48万1800円(税込み、以下同様)、専用スタンドとのセットだと55万4180円です。お値段も究極なら性能も究極、その価値は本当にあるのか……?

まずは、Cintiq Pro 27の主な特徴を簡単に把握しておきます。

26.9型で120Hz駆動の4K(3840×2160ピクセル)液晶
狭額縁でコンパクトなボディー
DCI-P3やAdobe RGBに対応した広色域
新開発のPro Pen 3を採用
重量が旧型の半分になった専用スタンド
「好みは人それぞれ」に応えるさまざまな仕様






WACOM|ワコム DTH271K0D Wacom Cintiq Pro 27 [27型]
WACOM|ワコム DTH271K0D Wacom Cintiq Pro 27 [27型]

まとめるとシンプルですが、それぞれをじっくりチェックして行くと見どころが多すぎて途方に暮れるぐらいのモデルです。何とか、余さず見ていきたいと思います。

Cintiq Pro 27はCintiq Pro 32の後継機
 まずはモデルの位置づけからです。本機は23.6型の「Cintiq Pro 24」よりわずかにコンパクトで、24を置いていたスペースにも設置できますが、「同じProか?」というぐらい価格や性能が離れています。若手のクリエイターさんなど、手を出すのが難しい場合もあるでしょう。

 ワコムに問い合わせたところ、「Cintiq Pro 32」は在庫限りで終売、24は今後も継続して供給する予定とのことでした。

 また、初心者や若手クリエイターといったセグメントのユーザーも大切にしていて、今後も製品を提供していくとのことです。発表時は悲観する声が若干聞こえましたが、ひとまず20~30万円の大型/上位機は残されているので過度に気にすることもないでしょう。

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