シャープは2023年中に三重工場(三重県多気町)で、屋内光発電デバイス「LC―LH」の量産を始める。屋内光で発電できる色素増感太陽電池デバイスで、屋内で使う電波発信機や環境計測センサーなどのデバイスの電力を供給できる。電解液を滴下して封止するといった工程などに液晶パネル生産用の設備を転用する。市況の厳しい液晶パネルの工場を脱炭素社会の実現につながる新デバイスに転用し、工場稼働率の改善につなげる。
「LC―LH」が屋内光を電気に変える変換効率は約20%で、電卓や腕時計などに使う従来のアモルファスシリコン太陽電池の約2倍に相当する。
「LC―LH」が屋内光を電気に変える変換効率は約20%で、電卓や腕時計などに使う従来のアモルファスシリコン太陽電池の約2倍に相当する。
電源コードが不要で電池交換の手間を省ける利点があり、ビーコンなどの電波発信機や環境計測センサー、電子棚札といったIoT(モノのインターネット)技術に対応する小電力デバイスの電力供給に利用できる。使い捨て電池の交換や廃棄量を減らせる環境面のメリットを訴求して、既存のボタン型電池などからの置き換えを狙う。
三重工場は車載用などの液晶パネル工場だが稼働率の引き上げが課題となっており、20年から新型コロナ感染症対策用のマスクの生産も始めている。脱炭素分野で用途の広がりが見込める新デバイスに生産設備を転用し、稼働率改善につなげる。
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三重工場は車載用などの液晶パネル工場だが稼働率の引き上げが課題となっており、20年から新型コロナ感染症対策用のマスクの生産も始めている。脱炭素分野で用途の広がりが見込める新デバイスに生産設備を転用し、稼働率改善につなげる。
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