世界3位のLED(発光ダイオード)企業でコスダック市場上場会社のソウル半導体が、欧州の大型流通会社を相手取ったLED特許訴訟で勝訴した。特許を侵害した欧州照明製品には、販売禁止処分が下された。今回の勝訴で、ソウル半導体は03年以降、計100回の訴訟でいずれも勝つという記録を立てた。
ソウル半導体は3日、ドイツのデュッセルドルフ裁判所がグローバル大型流通会社の一つであるドイツのマウザーエレクトロニクスを通じて販売されていたルミナスデバイスとライトオン製品などに対し、先月末に販売禁止命令を下したと明らかにした。
販売禁止対象になった製品を製造したライトオンは、ソウル半導体の関係会社である米国セティから2021年4月、米国でも特許侵害の疑いで訴えられた。日本のNSと米国のニテックもライトオンを米国テキサス裁判所に提訴するなど、4社の企業特許を侵害しているというのが会社側の説明だ。
ソウル半導体のイ·ジョンフン代表は「ソウル半導体が保有している1万8000個の特許のうち一つであるハイパワーLED製品を作るための必須特許を侵害した製品に対して販売禁止命令が下された」として「日本エンプラス、台湾エバーライトのように、特許侵害の認定なしに顧客を欺瞞し、市場を混乱させる行為に対しては、費用がかかっても断固対応する」と話した。
今回の訴訟で勝訴し、ソウル半導体は2003年以降、100回にわたる訴訟で100回とも勝つ大記録を立てた。文字通り「100戦100勝」を成し遂げた。この4年間、欧州内での販売禁止および製品回収判決を受けただけで8件にのぼる。スマートフォン、自動車電子装置(電装)、情報技術(IT)及び照明など、製品の種類も様々だ。
約20年間、研究開発(R&D)に1兆ウォン(約1000億円)以上投資し、核心特許1万8000個を確保したのが競争力の源泉だ。イ代表は「人生の機会は公正でなければならず、知識財産権を尊重する文化は公正な社会に必須」として「特許侵害など知識財産を無視する企業行為に断固として対処する」と強調した。
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