Screenshot 2022-11-09 07.40.59スマートフォンに主に搭載される中小型有機発光ダイオード(OLED)市場で支配的地位を確保したサムスンディスプレイが来年から大型ディスプレイで量子ドット(QD)OLEDを前面に出して本格的な市場攻略に乗り出す。韓国メディア「エネルギー経済」が報じた。

6日、業界によると、サムスン電子とサムスンディスプレイは年末を迎え、プレミアム市場でOLED事業機会の拡大を模索している。今年第4四半期の繁忙期対応と顧客拡大を通じてQD OLED拡大に注力する計画だ。

サムスン電子は依然として液晶表示装置(LCD)基盤のQLEDテレビを前面に出しているが、パネル供給を担当するサムスンディスプレイは昨年末、QD OLED量産に突入し、製品ポートフォリオを広げた。





QD OLEDは青色OLEDの上にQDカラーフィルターを載せたパネルだ。LCDより色再現力と明暗比、エネルギー効率などが改善される。サムスン電子のイ・ジェヨン会長が「未来の収益源」と目をつけ、2019年に該当パネルに2025年までに13兆ウォン(約1兆3507億円)規模の投資を断行すると発表した経緯がある。

現在、サムスンディスプレイはQD OLED数量をサムスン電子とソニーに供給しているが、生産量が少なく市場拡大に困難を来たしている。サムスン電子のQD OLEDテレビはパネル供給問題で販売地域を北米に限定した。サムスンディスプレイのQD OLED生産量は年間200万台規模と知られた。生産できるサイズも55型と65型に制限的な状況だ。

サムスンディスプレイは来年、本格的な事業成長を期待していると明らかにした。最近サムスン電子業績発表カンファレンスコールでサムスンディスプレイのチェ・グォンヨン副社長は「QD OLEDテレビが今年初めに発売され、現在顧客会社と消費者から好評を得ている」とし「下半期はテレビに続きモニターが発売され来年の本格的な事業成長傾向に対する期待が高まっている」と述べた。

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