LG flex202212LGエレクトロニクス・ジャパンは、画面が曲がる42インチの有機ELテレビ「LG OLED Flex」を2023年1月に発売すると発表した。曲がり具合を自在に調整できるテレビは日本初という。目が疲れにくい利点があり、人気が高まるゲーム対戦競技「eスポーツ」のプレーヤーの需要も見込む。

 価格はオープンだが、予想実売価格は44万円前後。同社は2015年にも曲面型テレビを発売していたが、今回は好みに応じて曲がり具合を20段階で調整できるようにした。リモコンのボタンで設定する。

有機ELは液晶パネルとは違い、発光体であるバックライトが不要なため、画面を曲げることができる。曲面のメリットは「目が疲れにくいこと」(同社)という。平面とは違い、目から画面の距離が均一になるため、焦点を合わせやすい。





ゲームでの利用も意識した。2画面を同時に映し出したり、モニターの高さや画面の前後の傾きを好みに合わせて変えたりといったゲーマーの求める機能を搭載した。プロゲーマーと1年がかりで共同開発した。プレー中に画面全体を一目で見られるよう、モニター上で画面サイズを27、32インチに縮めることもできる。

 人工知能(AI)を搭載し、夜景や自然、ゲームなど映像シーンに合わせて画質を最適化する機能も備えた。同社は2010年代から有機ELテレビ市場にいち早く参入し、大型や巻き取れるディスプレーなどを他社に先駆けて発売してきた。

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