液晶パネル大手の友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)は15日、早期退職を募集していることをそれぞれ認めた。新型コロナウイルス特需の反動で、消費者向け電子製品の需要が減少し、パネル景気も低迷、両社は昨年第2四半期(4~6月)から赤字が続いている。昨年11月に報道された外国人労働者の雇い止めに続き、人件費削減を図る。16日付経済日報が報じた。
AUOは昨年末から今年第1四半期(1~3月)まで、年齢と勤続年数の合計が70年を上回る従業員を対象に早期退職を募集しており、一部従業員は昨年末に退職したようだ。
AUOは、この「人材活性化プラン」は勤続年数が長い従業員がスムーズに次のキャリアに進めるよう、労使合意で決定したと説明した。
イノラックスは、年齢と勤続年数の合計が65年を上回る従業員が、早期退職優遇制度に応募できると説明した。
22年赤字、過去10年で最悪か
AUOとイノラックスは22年第2四半期に2年ぶりに赤字に転落し、22年第3四半期(7~9月)の純損失はそれぞれ104億3000万台湾元(約440億円)、127億4600万元に拡大した。AUOは、中部科学園区(中科)后里園区(台中市后里区)に建設予定だった第8.6世代工場の着工を無期限延期した。
AUOは今年2月8日に、イノラックスは3月初旬に第4四半期(10~12月)の業績説明会を開催する予定だ。証券会社は、22年通年の純損失が両社合わせて500億元を超え、コロナ前の19年の366億元を上回り、過去10年で最悪となる可能性があると予測した。
AUOの22年連結売上高は前年比33.4%減の2467億9300万元で、06年に広輝電子(クアンタ・ディスプレイ)を合併して以降で、最低だった。イノラックスの22年連結売上高は36.1%減の2237億1600万元で、10年に奇美電子(CMO)と統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)を合併して以降で最低だった。
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22年赤字、過去10年で最悪か
AUOとイノラックスは22年第2四半期に2年ぶりに赤字に転落し、22年第3四半期(7~9月)の純損失はそれぞれ104億3000万台湾元(約440億円)、127億4600万元に拡大した。AUOは、中部科学園区(中科)后里園区(台中市后里区)に建設予定だった第8.6世代工場の着工を無期限延期した。
AUOは今年2月8日に、イノラックスは3月初旬に第4四半期(10~12月)の業績説明会を開催する予定だ。証券会社は、22年通年の純損失が両社合わせて500億元を超え、コロナ前の19年の366億元を上回り、過去10年で最悪となる可能性があると予測した。
AUOの22年連結売上高は前年比33.4%減の2467億9300万元で、06年に広輝電子(クアンタ・ディスプレイ)を合併して以降で、最低だった。イノラックスの22年連結売上高は36.1%減の2237億1600万元で、10年に奇美電子(CMO)と統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)を合併して以降で最低だった。
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