石川県白山市から受けた10億円の助成金をめぐり、ジャパンディスプレイが白山市を訴えた裁判の控訴審で、白山市側は裁判所の和解勧告には応じない考えを示しました。

 液晶パネルを生産するジャパンディスプレイは、白山市に建設した工場から撤退する際、市側から工場建設時の助成金10億円の返還を求められました。

 一審の金沢地裁は去年3月、ジャパンディスプレイの訴えを棄却。ジャパンディスプレイ側が控訴していました。





 名古屋高裁金沢支部で開かれている控訴審で、裁判所が和解を促したことから、19日和解協議に入るかどうか双方から意見を聞きました。

 この中で白山市は和解の意思がないとして、3月1日に予定されている控訴審判決を待つことを伝えたということです。

 市は「自治体という立場上、判決という形できちんと裁判所の判断を仰ぎたい」とコメントしています。

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