Kyocera 3D京セラは映像が画面から浮き上がって見えるディスプレーを開発した。凹型の鏡を使った独自構造で、従来製品よりも高精細の映像を映し出せるようにした。非接触でパネルを操作したり商品を見たりするための需要を見込み2025年ごろの実用化を目指す。

 開発したのは「高精細 空中ディスプレイ」。凹型の鏡と光源を内蔵した装置で、正面から見ると映像が画面の15センチメートルほど手前の空中にあるように見える。





10インチまでの画面の大きさに対応し、映像は画面から50センチメートルまで飛び出して見えるようにできると説明している。

新型コロナウイルス禍などの影響で、パネルを直接指で触れずに操作できる空中ディスプレーの活用が徐々に始まっている。ただこれまでは特殊な反射板を使う方式が多く映像の解像度が低くなるという課題があった。京セラはよりはっきりとした映像を映し出せることを強みに、将来は医療機関や小売店の需要の取り込みを目指す。

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